どんな資格?  においの測定方法には分析機器による測定法と人の嗅覚を用いる嗅覚測定法の2通りある。臭気判定士とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する。臭気環境分野で初めての国家資格です。
 全国で24,000件以上も発生している悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのにおいを測定するのが主な仕事である。自治体からの委託を受けるためには必要な資格となっています。
受験資格

1.18歳以上(学歴、実務経験を問わず)
2.臭気判定士試験(筆記)と嗅覚検査に合格した者
※嗅覚が正常であることを検査するので特に敏感でなくてもよい 
←つまり普通の嗅覚があれば問題なし!

実施機関 社団法人 におい・かおり環境協会
HPはこちらから>>
願書は? この資格取得のためには筆記試験と嗅覚検査があります。

<筆記試験>
受験申請書希望の方は返送先を記入した返信用封筒(角型2号240mm×332mm)に1部につき140円分の切手を貼り、以下に申し込み下さい。
2〜3部は200円、4〜5部240円になります。

<嗅覚検査>
-実施機関と予約-
嗅覚検査機関で行っていますが、各検査機関とも検査日が異なるため、予め電話で実施日を確認し、事前に予約をした方が良いです。

-嗅覚検査の申請方法-
「嗅覚検査受検申請書(3枚1組)」に所定事項を記入し・捺印するとともに、以下の書類を添えて、受検当日検査機関の窓口に提出して下さい。
(受検申請書は各検査機関に備えてあります。)

・写真(縦6p×横4p、申請日前6か月以内撮影。裏面に撮影年月日と氏名を記載)
・受検者の年齢を証する書類(運転免許証、パスポート、健康保険証等の写し)
・受検手数料の払込を証する書類(原本と写しの2枚)
取得後のメリット
受験日程 申請書配布 : 平成18年6月19日(月)から
申請受付期間 : 平成18年 7月19日(水)〜 9月15日(金)

試験日 : 平成18年11月18日(土)
合否発表 平成18年12月20日(水)
試験科目 <筆記試験>
1.嗅覚概論(改訂嗅覚とにおい物質)
2.悪臭防止行政(四訂版ハンドブック悪臭防止法、気体排出口における臭気指数規制マニュアル)
3.悪臭測定概論(臭気の嗅覚測定法-新訂-)
4.分析統計概論(初心者のための統計学)
5.臭気指数等の測定実務(嗅覚測定法マニュアル(第4版))
※( )内は参考図書です。

<嗅覚試験>
嗅覚検査とは、1〜5までの番号が書かれた5本のにおい紙のうち、基準臭液によりにおいの付いた2本の「におい紙」を嗅ぎ当てる方法で、5種類の基準臭について、においの付いたにおい紙を嗅ぎ当てられるかどうかを判定するものです。所要時間はだいたい15分くらいです。
受験料 ・筆記試験:18,000円
・嗅覚検査:9,000円
受験地 東京・大阪・名古屋
合格したら とにかく筆記試験と嗅覚試験に合格したら登録をしましょう。
この資格は5年毎の更新制になっているので忘れずに更新手続きをしてくださいね。
ちなみにJACOの会社では資格手当てとして3,000円/月が付きます。
参考書
悪臭防止法ハンドブック 4訂版 初心者のための統計学概論
4500円 3000円